昼間の信号機

パパ活で貯金を作っている、メンヘラ社会不適合者の女です。主にパパ活での出来事などを書いています。

人間嫌いのパパ活日記⑭-経済格差とパパ活市場

こんな話がある。


以前、ツイッターパパ活界隈には有名なキラキラパパ活女子アカウントがあった。ツイッターパパ活界隈なんてのは夜職の子のツイッターと同じで、大抵はパパへの愚痴だとか、今月稼げてなくてヤバいとか、そういう内容ばかりだ。しかしその有名なアカウントは大変儲かっていたようで、よくパパに買ってもらったブランド物や高いご飯の写真を上げて注目の的になっていた。ここではそのアカウントを仮にSちゃんとする。


ところで、以前少しツイッターで話題になった、A山学院大学のパパ活サークルの話をご存知だろうか。A山学院大学といえばそこそこの高学歴かつ遊び人の美男美女が集まる、という印象だが、かの大学で詐欺紛いのパパ活を行うサークルがある、と問題になったのだ。

詐欺とは言ってもそれはいわゆる茶飯女(パパ活において性行為なしでパパからお金を得ること。本来パパ活は食事のみで行われるとされているが、多くの男性が性行為を望むこと、また応じる女の子も多いことから茶飯女と呼ばれて区別される。パパ側からは嫌われ、茶飯乞食と呼ばれることもある。女の子側には茶飯だけの定期パパがいるとすごい、という風潮がある)の常套手段で、セックスできる可能性をチラつかせて何度か食事のみでパパからお手当てをもらい、一定の回数会ったら音信不通になって逃走する、というものだ。太宰みてぇな括弧の長さになっちまったな。


恐らくその詐欺紛いの行為というよりは、それを大学内で組織的に行ったことが問題となったのだろう。今そのサークルがどうなったのかは知らないが、界隈ではそこそこ派手に炎上していた気がする。


そしてちょうどA山学院大学のサークルが問題になった時期に、一言の挨拶もなく突然Sちゃんのアカウントは消滅した。


Sちゃんと仲の良かった子がツイートしていた話によれば、SちゃんはA山学院大学生だったとか、何とか……。

 

 

 


要は「A山学院大学のパパ活サークルを主導していたのが恐らくSちゃんで、そのサークルが炎上したので垢消しして逃亡した」というのがこの話のオチであるが、何とも恐ろしい話である。何が恐ろしいって、A山学院大学というそこそこに頭の良い大学の生徒が徒党を組んで事に及んでいたことだ。3人寄れば文殊の知恵、と昔から言う。頭と育ちと顔の良い人間が組織的にやったら、茶飯パパ活市場はいとも簡単に彼女らに独占されてしまうと思う。彼女らが唯一愚かであった点は、学内のサークルとしてそれを行ったことだ。

 

 


身体を売ることは誰にでもできるが、茶飯だけでパパからお金を引き出し続けるにはそこそこの頭の良さが要る。


まずある程度の情報収集能力と頭の良さがあれば、見えている地雷は回避できる。見えている地雷というのは、こちらに不利益や危害を及ぼす可能性が高いおじさんのことだ。見えていない地雷はもちろん回避できないが、そういう「一見大丈夫そうだけど実はヤバい人」はたとえ店を通していたとしても回避が難しいので、性を売るなら仕方のないリスクだと飲み込むしかない。


話だけで相手を満足させる会話術も必要だ。正確には、パパ活おじさんは全員女とセックスをしたいと思っているので「本当はこの子とセックスもしたいけど、セックスを求めたら二度と会えなくなってしまう。会えなくなるくらいならセックスしない方がマシ」と思わせることである。ちなみに私にはできないので、定期のパパとはセックスしたしそれ以外のパパは一定期間が経つと関係が切れている。


件のサークルは、茶飯だけでお金を引く方法をある程度誰でもできるように体系化し、行っていた。最終的には音信不通になるという強引な切り方であったとはいえ、これは割とすごいことだと思う。

 

 

さて、家庭の経済力の子の学力は比例するというのが通説である。そして頭の良い女は金が稼げる。A学のサークルが炎上したのは、彼女らがそこそこ稼げていたからだろうし。

しかしお金をより必要としているのは、奨学金やら何やらで、家庭に経済力のない子の方だろう。

学力と頭の良さがイコールではないし、P活は頭の良さ以外にも必要なものが色々あるので、必ずしも家に金のある女の方が稼げるとは限らないのが救いだが、それにしても「金はあるところに集まる」の構図を感じずにはいられない。資本主義の限界というかんじがする。知らんけど。

 

 

Sちゃんが今どうしているのかは分からないが、ただでさえ楽にお金を稼げるパパ活を更に体系化して楽に稼ごうとしていた彼女が、今更昼のバイトだけで満足するとは思えない。

きっと今もどこかで大金を稼いでいるのだろう。